「逆賊-民の英雄 ホン・ギルドン-」はもう見ましたか?
「六龍が飛ぶ」でユン・ギュンサンさんの存在を知り、そんな彼の初主演作ということで気になって「ホン・ギルドン」を見た私。
「ホン・ギルドン」1話を見てまず気になったのは、「怪力童子(かいりきどうじ)」とはなんぞや?ということ。
なんとなく妖怪っぽい名前だし、人間じゃないのかな?なんて思っちゃいますよね。そして、怪力童子は実在するのでしょうか?
今回は、怪力童子について迫っていきます!
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怪力童子とは?
そもそも「童子」とは「こども・わらべ」を意味します。それに「怪力」がつくので、「人並み外れた筋力・腕力を持った子供」ということですね。
ドラマの中では、ホン・ギルドンが自らの感情を抑えきれなくなったときにすごい力で石を投げたり、折れるはずのない太い木を素手で折ったりと周りを驚かせます。
ただ驚かれるだけなら良いのですが、「もしかして怪力童子なのでは?」と恐れられてしまうんです。
怪力童子とは「熊のように強く、虎のように速く、怪我をしても一晩で治るくらい超人的な身体を持つ」者で、昔からの言い伝えにありました。
父親のアモゲはギルドンが怪力童子かもしれないと心配し、力を制御するように言い聞かせます。
なぜなら、身分の低い者がその力を持つと災いをもたらすとされ、殺される運命にあったから。
ギルドンはもちろん、家族も無事ではいられません。だからアモゲは必死になっていたのですね。
怪力童子は実在するの?
結論から言うと、怪力童子は「逆賊-民の英雄 ホン・ギルドン-」での架空の言い伝えだと思われます。つまり、実在はしていません。
ですが、ホン・ギルドンの実在モデルである「洪吉童」について調べてみると、気になる記述があるんです。
洪吉童は、李氏朝鮮の第4代国王世宗(セジョン)の時代に両班と奴婢の間に生まれました。
洪吉童が生まれる前、後に父親となる洪某は青龍の夢を見ました。
「龍の夢は神童を生む吉兆である」と考えた洪某は正妻の元へ足を運びますが、急な欲情に驚いた夫人はその手を払いのけてしまいます。
離れに戻った洪某が夫人の無知を恨んで一人悶々としていたところに、侍婢がやってきます。それが、洪吉童の母親です。
洪吉童は幼い頃から武術や道術に優れた才能を発揮しましたが、妾の子であるがゆえに父親を父と呼ぶことができず、正妻や兄からも家族として扱われずに差別を受けていました。
8歳頃には「神童」と呼ばれるほどになっていましたが、人並み外れた才能がかえって災いにならないかと心配した家の者が洪吉童を殺そうと計画し、命からがら家を飛び出したのです。
この話を知ったとき、「怪力童子」の「人並み外れた力」というのはここからきたのかと思いました。
「洪吉童伝」、面白そうですよ。
まとめ
今回は「怪力童子」について詳しく調べてみました。
まとめると、
・怪力童子とは「熊のように強く、虎のように速く、怪我をしても一晩で治るくらい超人的な身体を持つ」者のこと
・身分の低い者がその力を持つと災いをもたらすとされ、殺される運命にある
ということですね。
ホン・ギルドンの実在モデルについてはこちらの記事に詳しくまとめているので、参考にどうぞ!
