2019年8月現在、毎週日曜日の午後11時よりNHK総合で放送中の韓国時代劇『不滅の恋人)』。毎週欠かさず視聴している方も多いのではないでしょうか。
韓国時代劇『不滅の恋人』は、15世紀の李氏朝鮮を舞台に二人の王子の対立を描いた物語なので、史実と比較しながら見るのも一つの楽しみですよね。
私自身も今作の大ファンなので、今回は「不滅の恋人の実在モデルは?」、「不滅の恋人の時代背景は?」、「不滅の恋人はどこまで実話なの?」と疑問に思っているあなたに役立つ情報をまとめました!!
この記事を読めば、韓国時代劇『不滅の恋人』をさらに楽しみながら視聴出来ること間違いなしですよ♪
〜もくじ〜
『不滅の恋人』の実在モデルは?
まずはここからは『不滅の恋人』に登場するメインキャストの実在モデルについて見ていきましょう。
イ・フィ:ウンソン大君(演:ユン・シユン)
イ・フィは、今作の主人公の1人で国王イ・ヒャンとチニャン大君イ・ガンの弟です。
初恋の女性でもある、ジャヒョンと静かに暮らすことを願っていましたが、兄・ガンの野望によって彼の人生は波乱な展開をも変えることに!
イ・フィの実在モデル→安平大君(アンピョンテグン) イ・ヨン
安平大君(アンピョンテグン)は、世宗の三男です。
兄・首陽大君とおなじように政治に関心はありましたが、兄とと違い重臣たちから支持される人柄の持ち主でした。
最終的に安平大君(アンピョンテグン)は兄・首陽大君との争いに敗れてしまい、島流しなり悲しい最期を迎えることになったのです。
イ・ガン:チニャン大君(演:チュ・サンウク)
イ・ガンは、先王と大妃の次男で、国王イ・ヒャンの弟にあたります。
幼少期に病弱な長男の王位継承を脅かさないように王宮から出され寂しい生活を送った経験から、野心家に!
叔父でもあるヤンアン大君の助けを借りて何が何でも王座に就こうとするのです。
イ・ガンの実在モデル→世祖・首陽大君(スヤン大君)
首陽大君(スヤン大君)は、世宗の次男です。
世宗から野心があることを見抜かれてしまったことから、若い頃に王宮から追い出されて生活していました。
そのような生い立ちから首陽大君は、弟・安平大君や大臣たちと対立し、その結果クーデターを起こすのです。
その際には、敵対する大臣たちを次々と暗殺し、甥の端宗から王位を奪い最終的に第7代国王・世祖になりました。
ユン・ナギョム(演:リュ・ヒョヨン)
ユン・ナギョムは、イ・ガンの正妻でありヒロイン・ジャヒョンの友人でもあります。
父は亡くなり力のない家柄の次女でしたが、なんとかその生活から抜け出そうと実の姉をさしおいてイ・ガンの正妻になりました。
ユン・ナギョムの実在モデル→貞熹王后尹氏(チョンヒ王妃ユン氏)
貞熹王后尹氏(チョンヒ王妃ユン氏)は、李氏朝鮮で初めて垂簾聴政を行った人物でもあり、初めて大王大妃になった人でした。
名門の一族出身なものの、父の地位はあまり高くないことから実の姉が首陽大君の正室になる予定でしたが、王宮の使者の目に止まり正室になりました。
ソン・ジャヒョン:(演:チン・セヨン )
ソン・ジャヒョンは朝廷の重臣の美しい令嬢ですが、見かけによらずおてんば娘でもありました。
花嫁修業を抜け出していたとき、イ・フィと運命的な出会いを果たし2人は一瞬にして恋に落ちますえ。
しかし、2人の関係は野心家の兄・ガンによって彼自身がジャヒョンを気に入ったことから引き離されるのです。
ソン・ジャヒョンの実在モデル→不明(※高貴な位のため)
ソン・ジャヒョンの実在モデルについて張り切って調べたものの、この時代は高貴な位の女性の名前があっても名乗らない(※表記されない)ことが多いことが分かりました。
ソン・ジャヒョンの父でもあるソン・オク(モデル:成抑)も実在している人物です。
ちなみに、ソン・ジャヒョンは作品の中の名前であり史実の記録にはありませんでした。
史実ではジャヒョンはイ・フィ(※安平大君)の継母であり、ドラマの中ではこの関係をフィクションとして人物設定を変更しています。
『不滅の恋人』の時代背景は?
次に『不滅の恋人』の時代背景について詳しくまとめたものがこちらなのでご覧ください。
世宗は32年もの長きにわたって国を治める。
1450年に長男の文宗が第5代王の座に就いだが、病弱で僅か2年で11歳の長男に譲位。
その結果第6代王・端宗が誕生。すると幼い王を補佐するという名目で叔父(※世宗の次男)の首陽大君(スヤンテグン)が政界に乗り出し、文宗に端宗の後見を託された重臣の金宗瑞(キム・ジョンソ)らが、世宗の三男で懇意な安平大君(アンピョンテグン)を後ろ盾として首陽大君をけん制するようになった。
こうして、兄弟(首陽大君と安平大君)の対立は激化!!
その後、兄・首陽大君はクーデター「癸酉靖難(ケユジョンナン)」を起こし金宗瑞らを殺害する。
弟・安平大君は金宗瑞らと共に謀反を企んだとの濡れ衣を着せられて江華島に流され、その後、賜薬を下されてしまい35歳という若さで死去。
最終的に兄・首陽大君は即位し第7代王・世祖となった。
兄・ガンは、なんとしても権力を手にするため多くの犠牲を出し作中ではよくないイメージがありますよね?
しかし、彼によって『経国大典』などが整ったことから朝鮮王朝の基礎を築いたと言われる人物でもあることで知られているんですよ!
『不滅の恋人』はどこまで実話?
最後に今作の大ファンでもある私も気になっていた「どこまでが実話なのか?」のついて調べてみました。
今作では先ほど紹介したメインキャスト4人に関しては歴史上の人物がいることが分かりました♪
史実通りにやったばあい、イ・フィ(※歴史上は安平大君)は死んでしまうことになっています。
ドラマの中では、逆に幼い王を復位させるために反乱が起き成功します。
その後、ィ・ガンは復位した幼い王の摂政になり、10もの年間摂政した後は引退してヒロインと共に余生を暮らす姿が描かれています。
史実の首陽大君(世祖)と違って兄・ガンは即位したものの反乱を起こされ帰らぬ人に。
史実では首陽大君に王位を奪われ死亡した端宗でしたが、ドラマのイ・ミョンは再び王に!
つまり、歴史上は失敗した端宗復位計画が今作の中では成功することがわかりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
8月現在、日本でも大人気女優のチン・セヨンさん主演で毎週日曜日の夜11時からNHK総合で放送されている韓国時代劇『不滅の恋人』。
韓国時代劇ということもあり実在モデルについてご紹介しましたが驚きの連続でしたね♪
このような知っているようで知らない知識を知っていると、今後「不滅の恋人』の見方が変わってくるでしょうね♪
韓国時代劇『不滅の恋人』は、まだまだ絶賛放送中ですので是非チェックしてみてくださいね♪
『不滅の恋人』の無料視聴方法についてはこちらの記事をご覧ください。
